本番のデータをコピーしてテストに利用したいときがあると思います。JDLの税務システムを利用している場合、以下の方法で確定申告書等のデータのコピーを作成することができます。
Client File Managerを使用して、「ファイル操作」メニューの「退避・復元」を選択してコピーを作成したいデータの退避を行います。このとき退避元データを削除しないようにします。
次に、該当のデータが確定申告書なら確定申告書の業務メニューから該当のデータを選択して、そのデータのコードを書き換えます。例えば「5665-1」というコードでデータを作成していたら、それを「5665-2」に書き換えます。これがテスト用のコピーされたデータとなります。
その後、またClient File Managerを使用して、今度は「ファイル操作」メニューの「退避・復元」を選択して先ほど退避したデータの復元を行います。これで本番データが復元されたことになります。
これまで「会計ファイル」「青色申告決算書」「確定申告書」でデータのコピーを行ったことがあります。
注意点として、同じマスタ上に同じ年度のデータが存在すると電子申告データが作成できない、ということがあります。例えば令和5年分の確定申告書のデータとして「5665-1」と「5665-2」が存在していると、電子申告データが作成できないようです。
その際にはテスト用のデータをすべて削除しておくか、あるいはテスト用のマスタを作ってそちらにデータを移動しておく必要があります。