会計ソフトの選び方
いろいろな会計ソフトがあると思いますが、初期費用・保守契約の費用・実際の使い勝手など実際に使ってみないとわかりませんので、どれを選んでもいいと思います。
ただ法人と個人事業では使用する勘定科目の構成が異なる点がありますので、法人なら法人で使用できるソフト、個人事業なら個人事業で使用できるソフトを選択する必要はあります。どちらでも使用できるソフトであれば問題ありません。
パソコンにインストールするタイプのソフトではなくクラウド型のソフトが使いたい、ということであればそれを選択すれば良いと思います。
できれば購入する前に、CSVファイルでの仕訳データ入力・CSVファイルへの仕訳データ出力に対応しているかどうかは確認しておいた方がいいと思います。(恐らくほとんどのソフトで対応していると思いますが。)
というのは、どのソフトを選んだとしても、
- 入力用の画面が使いにくい
- 自分が見たいと思う表が画面や紙で出力できない
ということがあると思いますので、そのような場合には
- CSVファイルで仕訳データを作成して会計ソフトに取り込む
- 会計ソフトから出力したCSVファイルを加工して資料を作成する
といったことが必要になるからです。
どのソフトを選んだとしても恐らく一長一短がありますので、細かい機能の差はあまり気にせず、会計ソフトは複式簿記のデータの容れものと割り切って、入出力については自分で工夫することを考えた方がいいと思います。
お客さんに会計ソフトを勧めるとしたら
私の方からお客さんに会計ソフトを勧めるとしたら、
- JDLIBEX出納帳(株式会社 日本デジタル研究所)
- 弥生会計(弥生 株式会社)
をお勧めします。
これはソフトの性能が優れているからとか費用が安いからということが理由ではなくて、単にこれまで使ってきて慣れているからです。
お客さんの方から、「この会計ソフトを使いたい」というお話があれば、事前に調べて特に大きな問題がないようであればそれを使っていただこうと思います。
実際に使ってみて問題があるようであればその時に相談させていただくことになると思います。